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人民元はまだまだ強くなる!

2011/01/01

クリスマス休暇中(12 月25 日~ 27 日)の香港には中国本土からの観光客が押しかけ、ホテルの稼働率が95%と実質的に満室状態となった。彼らはショッピングでも存在感を発揮した。男性客の目当ては時計とゴールド。女性客は化粧品で日本製ではSK‐Ⅱ(マックスファクター)と資生堂の人気が高い。韓国製ではLANEIGE(雪花秀)が大人気。
1 人あたりの購入金額は時計の場合で平均3000 ~ 4000 香港ドル(3 万6000 円~ 4 万8000 円)。また香港にしては寒いクリスマスとあってか、ジャケットを中心とした服飾品も前年比で30%増の売り上げとなった。
香港ほど中国の好景気の影響を受けている場所はないだろう。また同時に本土の人々の金遣いから、中国景気の過熱感を感じ取ることもできる。
12 月26 日から中国人民銀行は、金融機関の貸出と預金の基準金利(期間1 年)を0.25%引き上げた。金利はそれぞれ5.81%、2.75%となるが、来年はさらなる利上げがありそうだ。大方の予想は0.25%を3 ~ 4 回ということになっているが、そのようなゆっくりとしたペースではおそらくインフレ退治、バブルの芽を摘むことは難しいだろう。
インフレを抑制するための利上げは「高金利」の人民元をより魅力的にする。これだけ経済が好調なのに利上げのペースが後手に回ると、人民元の先高感を期待してさらに投資・投機の資金が集まることになる。それが一段とインフレを助長し……という悪循環に陥りそうだ。
1 ドル= 6.6 人民元台の相場は、まだ1994 年に30%切り下げたレベルの5.72 人民元に比べ15%以上も安い。中国は当時とは比べ物にならないぐらいの経済力を付けていることを考えると、この5.72 人民元も単なる通過点となる可能性がある。いよいよ今年は人民元高に待ったなしだ。